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診療所

訪問看護ステーション外観 都心のビルの一角で、働く人のこころとからだの健康を守る診療所。田畑に囲まれ、地域で暮らすお年寄りの在宅療養を支える診療所。住宅街のなかで、子どもたちの成長を見守る診療所。私たちの診療所は、東京・埼玉・千葉に10ヶ所(歯科併設4ヶ所)。あらゆるところに根を張り、そこで暮らすひとびとの健康を支えています。

新着情報


健診・予防医療

今、病気にならないために健康づくりをすすめる予防医療が注目されています。診療所で行う健康診断もその1つ。自治体の健診はもちろん、地域の事業所や労働組合と協力し、集団検診も行っています。


24時間在宅支援診療所

在宅で療養する患者さんや家族を支えるため、訪問看護ステーションとも連携し、24時間往診に対応している診療所もあります。「診療所があるから家で看たい」「自分の好きな生活が続けたい」と患者さんやご家族の願いを支えています。


いっしょに「健康づくり」「まちづくり」

診療所は住民にもっとも近い医療機関です。友の会の班会で健康チェックや健康教室をしたり、より住みよいまちづくりを進める運動や医療福祉・平和を守る運動を、地域の方といっしょに進めています。


私のキラリ★看護

この地域で、いつもの診療所として
患者さんの生活を支える

野田南部診療所・助産師 田村真弓さん

profile
行政で9年、流山地域で乳幼児や妊産婦の保健指導を行う。地域から見た東葛病院の医療活動に感銘し、2002年入職。2年間助産師を務めるなかで「地域に根ざした」医療を実感する。ケアマネの資格も取得。地元でもある勤医会の野田南部診療所に異動し、現在4年目。

民医連の診療所だからできること

 「おじいちゃんが、2週間近く寝たきりで困ってる」って、70代の女性が駆け込んできました。
 話を聞いたら、90代のお義父さんが腰を悪くして起きれなくなった、と。同居されてる息子さん夫婦も70代で、病院に連れて行くのは難しかったんですよね。いくつかの病院に事情を話しても、初診で訪問診療はやってないって断られちゃったらしくって、その中で開業医の先生から「野田南部診療所なら見てもらえる」って紹介されたそうなんです。とりあえず看護師だけでお宅に行きましたが、2週間近く布団の上に寝たきりで動けないわけですから、それはもう悲惨な状態でした。その後、診療所から往診も行きましたし、訪問看護や介護保険などいろいろ調整して環境を整えて...おじいちゃんが亡くなられた後も、ご家族がご挨拶に来られて「よくしてもらって、おかげさまでちゃんと見送れました」って。
 私たちは、どんな患者さんも断らない。診療所って、近隣の開業医や大きな病院では見えない・入っていけない患者さんたちの生活の場に、ともにあるんですよね。患者さんたちにとっては、一番身近な医療機関なんだと思います。
 病気だけじゃなくて、患者さんを生活の視点でみるっていうのが大事ですよね。病院に来ている顔だけじゃなくて、その人の生活を想像するんです。患者さんが何に困ってるのか想像して、こちらから掘り起こしていける、そういう援助を心がけています。

生活の場でみる

調子どうですか? 笑顔がこぼれる

 診療所は患者さんの生活の場なんですよね。ちょっと外に出ると、患者さんが畑から『看護婦さん、野菜持ってって!』って。診療所に来てから、どこへ行っても患者さんに声をかけられるんですよ。私もこの辺りに住んでいるので、地域の人たちが気軽に相談してくれることが多くなりました。「近頃来ないけど、どうしてるかな」なんていう患者さんがいれば、昼休みに車に乗って出かけて行っちゃいます。で、「こんなご家族で、こんなおうちだったんだ。大丈夫そうだなぁ」って思ったりね。気軽にそういうことができるのも、診療所ならではだと思います。
 継続的な治療が必要な方が来なくなれば、お電話かけたり、ハガキを書いたり...そしたら「具合悪くて出かけられないんです。電話くれてうれしい」なんて方もいて...つながり続けていくっていう姿勢は大切にしたいですね。

地域がつくった診療所

 患者さんたちと職員との距離が近いんです。患者さんたちには「この診療所は自分たちがやってるんだ」っていう意識がすごくある。民医連の病院や診療所って、多かれ少なかれ地域の患者さんたちの手で作り上げられてきて、支えられてきたっていう歴史があるんですよね。この診療所も、地域の方たちがお金を集めて、場所を探して、周りのおうちを訪問して、悪戦苦闘しながら作り上げてきた。だから、職員より患者さんの方が診療所のこと良く知ってるんですよね。診療所の患者さんたちがつくっている「友の会」のバス旅行や健康まつり、健康相談を一緒にやりながら、そういうお話を教えてもらうんですよ。

病気にならないために

 まず病気にならないように、という予防のための様々な取り組みをしています。年に数回、地域に出て健康講座をひらいています。「ボケないで健康にくらすために」とか「コレステロールについて」「嚥下について」とか...小学校3年生以下のお子さんを集めて「子ども保健学校」っていうのもやってますよ。歯科衛生士の講座や、リハビリのスタッフに来てもらって「車椅子体験」とか「心臓のしくみ」、「性について考えよう」とか...みんな真剣に聴いてくれます。
 この辺りは、代々続いた農家が多いんですけど、若い方はほとんど昼間いないんです。高齢って言っても、みなさんまだまだ若いから、生け花とか趣味のサークルをつくって診療所の2階によく集まってますよ。診療所に来ることで一人にならない、そういう役割ももってるんですよね。

とりあえず、診療所の看護婦さんに聞いてみよう

 介護についての相談もよくあります。特に、認知症の方のご家族の方は「もうどうしたらいいかわからない」って電話の向こうで泣いてたり...ご家族の方は制度についてもよくわからないし、認知症がどういう病気かもわからないこともあるんですよね。私たちはとりあえず話を聞いて、道筋を立てる。もちろん看護師一人では何もできないですけど、診察に来てもらったり、介護保険の申請をしてもらうよう手続きについてお話したり、ケアマネにつなげたり...そういう振り分けもしています。
 赤ちゃんからお年寄りまで、みんなとりあえずここに来るの。「子どもが自転車で転んで爪がはがれたー」って駆け込んできて、骨折してるかもしれないから外科のある病院がいいんだけど、とりあえずの処置してから、「○○科を受診してください」って伝えたり...よろず相談って感じですよね。

いつも一緒に

 医療過疎地と呼ばれていたこの辺りにも医療機関が少しずつ増えてきましたが、やっぱりかかりやすい診療所に戻って来る患者さんが多いんですよ。近くに大きな総合病院もできましたが、継続でかかっている人はご家族が代わりに薬を処方される。でも実は、おうちで寝たきりになっていて、こちらに相談に来たり...「この診療所なら、気軽に相談できる」って思ってもらえてるんですよね。それに、地域に小学校が3つくらいあるのに小児科が近くにないんです。患者さんが「野田南部診療所って、子どももちゃんと診てもらえるわよ」って広めてくれてるんですよ。私たちの診療所は、本当にこの地域の人たちの生活の中にあるんですよね。

学び続ける喜び

 病院であれば、わからないことがあっても他の人に聞けますよね。でも、診療所ってそこそこ知識もってないと対応できないんですよ。0歳でも100歳でも、内科でも外科でも、患者さんはとりあえずここに来るから。外から来ている医師もびっくりするくらい、診療所の患者層って本当に幅が広いんです。
 はじめは体験したことのないことばかりで不安でした。覚えるのに精一杯、やりこなすのに精一杯で...でも一つ一つ教えてもらいながら、実践で学んできた、という感じですね。誰かに任せられない分、ここでしか学べない・経験できないことがいっぱいありました。レントゲン準備やホルター心電図や胃カメラの介助をやったり、患者さんに医療費について聞かれることもあります。
 診療所で継続的に診てる患者さんには、糖尿病や高血圧っていう慢性疾患の患者さんが多い。だから、慢性疾患の講座には月1で2年くらい行きましたね。民医連ってネットワークが広いから、学ぶ機会が多いんですよ。今日も午後に1時間、先生にワクチンについての講義をしてもらうことになってます。医師とも事務とも、気軽に何でも相談できる関係なんです。スタッフみんなが認め合ってて肩を並べてるって感じですね。

私が生きる場所

 助産師の時に、母子訪問で伺ったことのあるお母さんが、今度は診療所に患者さんとして来たり、赤ちゃんが大きくなってたり、そういう再会があるんですよね。授乳中のお母さんも受診に来るし、「おっぱいマッサージ」を頼まれることもある。人って、一人でもいろんな面を持ってるじゃないですか、そういう面が生きるのが診療所なんだと思います。産科じゃなくても、ここでは私の経験してきたことが生かせるんです。
 お休みすると「今日は田村さんいないの、さみしいわね」なんて患者さんが言ってくれて、そういうつながりがあって、患者さんが診療所を好きでいてくれてる。私も、この診療所が好き。地域の人たちの暮らしを豊かにしていけるような力になりたいですね。

地域がより身近に感じられる
この土地に根を張って

東京エリア農大通り診療所/外苑診療所/代々木診療所/おおくぼ戸山診療所

千葉エリア野田南部診療所/新松戸診療所/東葛病院附属診療所/あびこ診療所/新松戸メンタルクリニック

埼玉エリアメンタルクリニックみさと

歯科代々木歯科/東葛歯科/新松戸診療所歯科/野田南部歯科