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第12回 看護介護活動交流集会報告

100305-zentai.jpg  2月6日、東京勤労者医療会・第12回看護介護活動交流集会が開かれました。

 全体会では、北海道勤医協 札幌西区病院の伊藤りか副総看護師長による「患者参加型看護計画について」の講演があり、患者さんやご家族と共に計画し、実践していく看護について豊富な事例と共に紹介されました。

 「患者の立場に立ち、患者の要求から出発し、患者とともにたたかう」という民医連の看護の視点を具体的に生かすためのツールとして、ぜひ取り組んでみたい!と思わせられる講演でした。

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記念講演

 その後、5つの分科会に分かれ、勤医会各職場から提出された看護・介護実践47演題中、25演題が発表されました。

 患者さんの「食べたい」「家に帰りたい」「つらい治療はいや」など様々な要求に寄り添い、叶えていった事例や在宅療養をしている難病の患者さんとご家族を応援した事例などが紹介されました。また、制度の変化に対応した健診センターの取り組みの報告や、病棟特有の「臭い」対策に取り組んだ事例など、豊富な内容でした。どの発表からも、それぞれの職場の努力やこだわりが伝わってきました。分科会では、それらの発表をもとに意見交換や討論も行われ、全体会講演のテーマとも合わせて盛り上がりました。

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分科会の様子

 今回の集会は「大切にしようひとりひとりの生命と人権~共に頑張ろう あきらめない看護・介護」というスローガンで開催しましたが、相変わらず厳しい現場の中でも「あきらめてない」各職場の実践を垣間見て、元気をもらい学びあうことができた集会でした。

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