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2010年度 第3回卒1看護師集合研修を行いました

東京勤労者医療会看護部教育委員会

 2010年9月11日土曜日の1日、中野共立病院の4名の仲間とともに合計20名の卒1看護師集合研修が開催されました。

 研修目的は①健康保険の仕組みと患者の生活における医療費負担の状況を学び、社会保障制度について考える。②医療安全の学びを深める。の2本立てで行われました。

 ①については、看護師一人ひとりが事前に患者さんの医療費負担についてインタビューし、当日は付属診療所の萩原医事課長に「社会保障制度と社会保険制度の仕組み」について講義を受け、グループワークで更に学びを深めるという内容でした。研修生の学びとしては、患者さんは病気を治すために来ているのに医療費の心配もしなければならないのはストレス。インタビューをさせていただいた患者、家族の方もあまり制度のことを理解されていないことが分かり、看護師としてある程度の説明ができるようにしたいし、患者さんと事務系との架け橋になっていく必要があると感じた。講師からは「知は力」=学習こそ力。知って知らせていくこと。行動!=というメッセージをいただいた。たいへん深い言葉だと受け止めました。

 ②は、医療安全について東葛病院の岡田医療安全管理者の講義と事例に基づいた「RCA分析」をグループで行うというものでした。事例から、他職種とのコミュニケーションができていないことからヒューマンエラーに繋がるということを学んだ。ヒヤリハット事例を一つ一つ振り返ることで原因や改善点が見えてくる。「振り返りをすることが大事」と改めて学んだ。事例を通して一つ一つの事実「なぜ?」をあげていく中で、一人では思いつかない事をグループで話し合うことで考えが拡がった。等たくさんの学びになりました。

 全体を通して、この時期に集合研修があることはよい。久々同期に会うことができうれしく、パワーをもらうことができた研修会でした。そしてプリセプターから一人ひとりにいただいたメッセージカードは温かい内容のものでみんな大喜び。大切にしていました。

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