
3月29日の現地支援第1陣報告集会での発言から...
坂総合病院のある地域は、高台にある新興住宅街と高台の下にある古い住宅街とが混在する地域で、古い住宅街はすべて津波に流され、高台にある住宅はレースのカーテンがひらひらとなびいて損壊しておらず、「天国と地獄」の光景だった...。
避難所に入った時には、食事は温かいものが炊き出しされるところもあれば、未だに一日おにぎり一つで過ごしているところもあるそうです。また、炊き出しや居心地の関係で、三桁いた避難者が翌日には、十数名になるようなところがいくつもあるそうで、すべての避難所に十分な物資が届いていない状況です。
毎日の活動では、病院では継続性が必要な医療はもちろんのこと、救急対応にも相当な患者さんが来ているそうです。今は下痢・嘔吐・発熱が多いそうです。さらに異動が困難な方が大勢いる避難所へ赴いての診療も欠かせない活動となっています。医療以外の活動では、足浴をしたり・髭をそってあげたり・爪を切ってあげたり・話を聞いてあげたり、その他多種多様にやることが出てきているそうです。等々、現地支援に行った3南病棟の西看護師と介護福祉士の根岸さんの、思いがこもった熱い報告会になりました。