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みさと協立病院第2陣大震災現地支援報告

坂総合病院前でリハビリの神野さんと原田さん(左)

 みさと協立病院現地支援第2陣は、3南病棟看護師の原田さんとリハビリ室の神野さんが、全日本民医連の支援バスで、4月1日から5日の4泊5日で現地支援に行ってきました。
  原田さんは、岡田小学校でみさと健和病院の看護師とともに、24時間体制の救護室の任務を担当しました。以下原田さんの現地レポートを中心に報告します。


 この地区は昨日(4/1)ようやくガスが復旧したそうです。
  私の担当は、避難所の岡田小学校の救護室で24時間体制です。支援期間中はずっとここにいることになっています。今は約300人の方が避難生活を送っています。午前は歯科診療、午後は内科、あと心のケアの先生が来ます。避難所となっている体育館は保健師担当。救護室は看護師担当です。
  避難所の体育館を回っている保健師との間に2回カンファレンスがあり、診察に繋げたい人、診察が必要と告げた人、午後の診察の看護師に伝える事柄などを意思統一しています。
  外には自衛隊の炊き出し、トイレは仮設トイレでぽっとん式便所。被災者の方々のお風呂は、昨日からようやく週3回入れるようになりました。
  避難所の会長さんはとても熱い方で、秩序を守ることをとっても重視していらっしゃいます。
  ここはインフルエンザや下痢、嘔吐の方はいなく、今は上気道感染や花粉症の方が多いように思えます。外は寒く雪が少しちらついています。風邪をひかないように頑張ります。


原田さんは合間をぬって被災者の皆さんに体験したことを聞きとっていました。

「あれ(津波)がくると思うと体が震える」
・いまだに奥さんが見つからない
・度重なる余震の中で、悲鳴に近い声を出し、椅子の下にもぐろうとした方は「またあれが来ると思うと体が震える」
・津波がすぐ後ろまで迫ってきて必死に逃げた。私の後ろには波にのまれた方もいた
・軽トラックに乗っていて波にさらわれたが、必死に車から出て近くの木にしがみついた。2回目の津波で妻と孫がのみ込まれた

等々、激しい地震や津波を体験した方々の生々しい声を聞いて、貴重な体験をさせてもらった、と原田さんは話していました。


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