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千駄ヶ谷地域 看護介護交流集会

いつもは違う場所で働いている仲間が集まり、活発な意見交換を行うことでよりよい看護・介護ができるように

実行委員 中沢和歌子


 2011年11月19日、千駄ヶ谷ブロック看護介護交流集会が、代々木駅近くの多目的ホールにて行われました。

 テーマは「笑顔で暮らせる地域を目指そう。~支え合う手と手で守るかけがえのない命と人権~」を掲げ、14演題の発表を行いました。

 当日は冷たい雨のせいか45名の参加でした。実行委員の吉野美雪さんの「いつもは違う場所で働いている仲間が集まり、活発な意見交換を行うことでよりよい看護・介護ができるように学んでいきましょう」という挨拶で始まりました。


 発表の中身は、病棟では30代の脳出血後のリハビリ目標を他職種間で統一することによりリハビリが進んだ事例や、えん下障害を発症し経管栄養となったA氏の「おなかがすいた、食べたいな」の希望をかなえ、経口摂取ができるようになった事例など多様でした。どの事例も他職種との連携を図り、チームが一丸となってあきらめない、粘り強い看護が行われていることがわかりました。外来、診療所では、"気になる患者"の訪問活動の報告がされました。日々の煩雑な外来業務の中で患者さんの小さな変化も見逃さず、必要なときには自宅を訪問し、生活実態を把握することで患者さんが望む医療と援助のあり方を追求された報告でした。在宅療養を支える訪問看護ステーションと訪問診療部門では、入院中では知り得ない看護実践に触れ、在宅療養における社会的ネットワークの必要性と介護制度の動きに常にアンテナを高く張っておかなければならないことを学びました。

 他院所、他職種との交流もでき、それぞれの日常の看護において非常に刺激になったのではないかと思います。今後の看護・介護の質の向上につながるようにがんばっていきたいです。


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