2012年7月
東葛病院4東病棟 広瀬由利

4月に下の子が小学校に入学しました。それまで週3日、9:30~13:00の勤務だったのですが少し延ばし、月~金曜日の8:30~14:00(休憩なし)とし、扶養から外れました。
時間的には1.5時間延びただけですが、気持ち的なことや仕事内容は変わりました。まず、朝の申し送りから参加できるようになったこと。そのことにより何の疾患の患者さんが入院されたのか、治療や処置の内容が変わったこと、今日は何の会議があるのか等が分かり、気持ちに余裕ができました。
仕事内容は、今までは日勤の途中から入り保清が中心でしたが、今は採血を行ったり、最近はサーフローにも挑戦しています。できることがだいぶ多くなり自信にも繋がっています。先輩看護師に「今日は○○の処置やってみる?」と声をかけられることも多くなりました。働くというよりは、勉強させてもらっている意識で、毎日少しずつですが覚えていっています。
入職して、今年の10月で3年目に入ります。ほとんど新卒同様の状態での入職でした。今は5.5時間勤務になりフリー業務が中心ですが、食事介助や爪切り等をしながら、患者さんと様々な話をしたり、その方の生きてこられた過去を聞いたりと楽しく仕事をしています。まだ難しい処置はできないし、患者さんを受け持てない分、自分にしかできない事や、フリー業務番にしかできない事があると思うので、精一杯やっていこうと思っています。
入職して間もない頃、ある年配の目の不自由な患者さんが入院されており、一緒に売店を案内したり、色々話してくださる方がいらっしゃいました。1年後位に、その方が再入院され、私の声だけで「広瀬さん?」と話しかけられ、私のことをよく覚えて下さっていて感激しました。これからも患者さんに覚えてもらえる看護師になっていこうと思っています。
4東病棟は忙しい病棟で、バタバタとしてしまうのですが、患者さんに「看護師さんはバタバタと部屋に来てすぐ出ていく」「いつも忙しそうね」と言われたことがあり「これじゃ、患者さんの声が聞けない」とハッとしました。日々の業務に追われず、余裕を持って患者さんと接することができる看護師を目指して頑張ります。