中途入職者研修実行委員会
2013年3月27日に、2011年の後半以降、12年の前半に入職された方で、中途入職者研修を受講された方10名が今回のフォロー研修の対象者だったが、参加者は5名となった。
研修内容は
①日常の看護業務の中で、発生しやすいミストラの事例から医療安全の基礎知識を身につける。
講師:セーフティーマネージャの岡田氏。
講義を受け、体験したことや疑問に感じたことを出し合い討論。学びが更に深まった。
<参加した方の感想>
- 講義で紹介された事例に加え、各職場での事例を聞いて、様々な場面に、ヒヤリハットやコミュニケーションエラーがある。毎日のようにヒヤリハット、患者家族トラブル、コミュニケーションエラーがある。他部署の人とも共有できる院内でシステムが整うとよい。
- 患者、家族とのコミュニケーション、信頼関係を築いていくことが医療安全に繋がる。
- 患者の満足のいく看護がマンパワー不足で出来ていないのが現状。理想と現実は違う。省く所は省かないと、更なるマンパワー不足で悪循環になると思う。
- 患者の守秘義務を含め、予備知識があるとトラブルもある程度防げると思う。
- 患者家族と医療者の非対称性は、インシデントやアクシデントが生じる要因だと思う。
②今日的感染予防の基本を学び、日常看護に役立てる。
講師:感染認定看護師 小池師長
講義と実技を行った。実際にマスク、エプロンの着脱方法や手洗いを行い、自分の洗い残し癖がわかり、日常看護にたいへん役立つ内容となった。
<参加した方の感想>
- 感染は日常の業務に密着しているテーマなので、興味深かった。今の職場ではスピードが求められ、感染対策が不十分になっていることが多い。自分を守るため、感染を広げない為に、常に対策していけるよう心がけたい。実技をすることで手技を確認でき良かった。
- インフルエンザ、ノロなど、流行を過ぎると意識が薄くなる。標準予防策を恒日頃から意識することが必要。
最後に交流の時間では、新しい事を勉強する機会が少ないので、今日のような研修ができて良かった。職場は働きやすいので、続けていけそうという意見が聞かれた。

感染予防の講義と実技のデモンストレーション中の小池師長と熱心に研修を受けている研修生。