2013年12月アーカイブ

 松戸なのはな訪問看護ステーション所長 三浦 純江

 

 在宅での療養生活には、病状の影響だけでなく、生活環境のいろいろなことがかかわってきます。住宅事情もその一つです。訪問看護でいろいろなお宅を訪問しますが、住宅事情は地域や年代による違いを感じます。何代も前からその土地で生活されているお宅もあれば、密集した住宅地もあります。駅の近くでは、マンションなど集合住宅が多くみられます。

 今はバリアフリー化が進んでいますが、段差や間口の狭い家も多いのです。マンションなのにエレベーターがない、もしくは各階に止まらない構造になっているところもあります。

 東葛病院 4東病棟 前田梨絵

 

 4東病棟Bチームは整形外科と内科の混合病棟で、主に手術を受ける患者さんが多いです。今回、重度意識障害を伴う30代の若年脳炎患者さんをチームで初めて受け入れました。

 

●全身性のけいれんを繰り返すAさん

 Aさんは、専業主婦で夫と小さなお子さんとの3人暮らし。

 39度台の発熱があり、当院の救急外来を受診。初診から3日後の深夜、意味不明のことを言いだし、会話が通じなくなって、救急外来を受診。ウイルス感染の疑いで入院となりました。

 入院当日の朝、数分間の全身性強直性けいれんがあり、その後も意識障害が遷延する状態で、人工呼吸器管理となりました。薬物によるけいれんのコントロールが難しく、人工呼吸器を離脱することはできましたが、気管切開、経鼻経管栄養を行い、けいれんを繰り返している状態で、約2ヵ月後にハイケアユニットから4東病棟に転病棟となりました。

 当初は全身性のけいれんを繰り返し、意識障害が残っていました。視線は合わず、目は見えていないようでした。言葉はおうむ返しで、意志の疎通はできませんでした。起き上がろうとしたり、ベッド柵に頭や足をかけたりと、ベッド上での動きが活発で、Mチューブの自己抜去も繰り返し、けいれんの対応も含め、常に目が離せない状況が続いていました。