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0歳から100歳までみるうちの診療所

野田南部診療所師長 原島 澄子

原島師長(左)と三枝所長(中央)、三好看護師(右)とともに 健康教室の様子

 「ここで、看護師さんと話をすると、元気になるよ」と、80歳代の女性。「いやいや、私のほうこそ皆さんから元気をいただいています」と答えます。私の本音です。80~90歳代で歩いていらっしゃる方の多いこと。働いている方もいます。

 野田南部診療所は、緑の田畑が残る中、都市への通勤のための住宅も増えつつあります。「朝、草取りをして、枝豆の収穫をしてきた」という人や、「朝7時には家を出て夜まで都内へ仕事に。熱が出て具合悪いが...」という人までさまざまです。

 生後2週間の双子の赤ちゃんを抱えたお母さんが、こどもの耳だれで受診。予防注射の日は、子どもの泣き声と、走り回る声が飛び交います。救急病院に紹介することもあります。

 「1か月前から、起き上がれなくなっています。病院に行くのも大変なので、往診してもらえませんか。」
  家族が急に相談に来院しました。「他市の病院の脳外科に長年通院していたが、風邪をきっかけに身体中痛く寝たきりになった。病院では痛み止めが出て、また来なさいと言われたがとてもいける状態ではない」と困っている様子。医師と訪問して、診察し、血液検査と内服治療が始まりました。みるみる状態は落ち着き、元の生活に戻りました。脳外科では、内科的に全身の状況は診察できないので、継続して訪問診療を続けることになりました。介護をしている妻も、血圧が上昇気味になっており、家族の診察もはじまりました。

 100歳を迎えた老人には、誕生祝いの色紙をプレゼントして喜ばれています。

 その小さい病院的な機能を、医師・看護師・事務など10名以下の職員で支えています。もちろん陰には、裏で一緒に支えてくれる友の会の地域の方々の励ましがあります。年に一回の、地域の方々との健康まつりには、ステージから裏方、おもちつきまで職員総出です。

 0歳児から100歳の高齢者までみるうちの診療所は、健診予防活動から、救急の一次医療、社会復帰リハビリ、在宅医療看取りまで、人生のお手伝い、家庭医的な存在です。そんな私は、診療所の看護が好きです。

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